日本最初の家庭用コンピューターミシンです。
当時の大卒男子の初任給が11万円くらいの頃、こちらのミシンは19万円近くしていました。
こちらのミシンですが、今回のお問い合わせは糸調子が良くないことと、直線以外ボタンを押しても(ジグザグなど)全く縫うことが出来ないとのことです。
電子制御の基盤の損傷によるものでしょう。このミシンを以前と同じ状態に機能させるのはまず、難しいとお伝えしました。電子基盤など部品の新品もしくは中古の状態の良いものは多分見つけにく状態ですね。何とか、糸調子だけは整えてお客様には「取り合えず、直線だけは縫えるのでしばらくお使いください。」お伝えしました。「そうですね。」と言っておりました。
しかし、もう一台ミシンがあったのです。こちらのミシンは、シンガー製の軽くてかわいいミシンでした。まず、厚いものが縫いにくいスピードが速い、返し縫が出来ないし、何か調子が悪いとのことです。それは大変だったのだと思います。
こちらのミシンは始めのジャノメのミシンと違い、本体が軽いことと、モーターも小さめなので厚いものが始めから得意ではないミシンですね。多分、軽いし簡単でなんでも縫うことが出来ると思い買われたのです。
ちなみにジャノメメモリアとミシンは16kgあります。(実際測ったことがあります。)ものすごく重たいです。けど、丈夫で長持ちでした。
結局、こちらのミシンは2台とも修理をせずに今後はある程度、厚いものが縫えるミシンを買いたいとのことでした。

日本最初の家庭用コンピューターミシン
by misin-no-yuai | 2011-05-22 23:13 | 修理について